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イタリア人から学ぶ、ファッションのこだわりは一週回って斬新だった。

イタリア人についてのテレビを見て学んだことがある。

1つは、デニムや靴下など何にでもアイロンがけするということ。


最近のマイブームがアイロンがけである自分には有益な情報だった。
まだ試してはないが、次回チャレンジしてみるつもりだ。
仕事用のシャツにアイロンを掛けるついでに普段着のカジュアルなシャツにもアイロンをかけ始めた自分にリンクして、即採用に至ったネタだ。


除菌も出来そうだし。
そういえば会社の景品で掃除機をもらった。話題のやつだが掃除機を掛けるのは好きじゃないのでロボットに任せている。
せっかくもらったので使おうかという気持ちと、未使用の方が売れるんではないかという不純な気持ちが戦っている。

話はそれたが、イタリア人の話の続きで、

イタリア人は同じ靴下を何枚も買うらしい。



というか気に入った靴下しか買わないようだ。
これを聞いた時に自分の中にある固定概念がぶっ壊された。


いつも下着類を買う時まとめて5着くらい買っておくのだが、数ありきの選択をしていた事に気づいた。
ようするに靴下5枚買おうと店に行く。


陳列された靴下の中から、5種類を1枚ずつ選ぶ。


ハッキリ言って、後になればなるほど、気に入った柄や素材感ではなくなるわけだ。
しかも何故だか考えもせず、同じ種類のモノを買わず、5種類買っている。


これはムダでしかない。
実際買って帰った5種類も靴下に優先順位ができ、1番気に入ったものをお気に入りのシチュエーションに使う。もしくはコレはイマイチだから汚れてもいい用途に。とか出てくる始末。

これってミニマリスト的思考だと無駄でしかないなと思った。



お気に入りの靴下しかなければ毎日迷う事もないし、あの日に この靴下を履くというローテーションを組む必要もない。


これに至っては店に種類が多くある事も人の思考を狂わせるのだと思った。
実際、シャツの下に着るインナー(肌着)に関して言うと、毎日同じ種類のモノを着ている。
1着1500円の肌着だが2着で2000円なので毎回一気に4着買い換える。
しかし、最近肌着を買いに行ったら、いつも買うVネックの7部のモノが3着しかなかった。仕方なく1着を深めのUネックにしたのだが、案の定ほとんど着ていない。
やはり気に入ったものだけを買うというのは、気分的にも良いモノなのだと再確認できた事と、肌着に関してはあまり種類がないので、さほど選ばないのだと自分の頭の中も整理できた。
逆に靴下に関して言えば、どこの売場でも結構な種類が揃っている。形だけでなく柄となればかなりの数だ。
この環境に何も考えを持たず行くことで、勝手に「5種類を選ばないと」と脳から指令がでているのだ。
次回靴下を買う際にはミニマリスト的思考を持ち、厳選した1種類を数枚買うと決めた。

毎日をお気に入りのものだけで暮らせれば最高だと思わないか?



そんな最高な暮らしを、自分自身の何も考えないせいで、奪っていたのだ。少し大袈裟な言い方かもしれない。
靴下を気にしながら仕事をするわけでも遊ぶわけでもない。
しかしあらゆる分野におけるプロ達は自分にあったものしか使わない。
スポンサーの絡みなどは置いておいて、スポーツ選手だとシューズはこれと決まっていたり、自分のオリジナルなモノを使うだろうし、書く事が仕事ならば100均のモノなど使わず、高価な万年筆や上質な紙を使うだろう。
ライターなら当然パソコンにもこだわるだろうし、ミュージシャンなら楽器に、ライブでは衣装に至るまでこだわる。
プロ達はみんな最高の状態を作り上げるという意識が高いのだ。

じゃあイタリア人は?



というと、全員が美意識のプロなのだと思った。
モデルを職業としていなくても、何をするにも美意識を高く持つ事で、自分のパフォーマンスを高める事ができているのかもしれない。
フリーライターでもキメキメのジャケット着てカッコよく書いててもいいし、こだわりを持つものは仕事に直結するものでなくても良いわけだ。


スポーツ選手は試合に使うモノだけでなく、試合前に聴く音楽や食事にも当然こだわっているだろうし、日頃の自分を高めるためには、お気に入りのモノしか持っていない状態を作り上げておけば、無意識にも仕事、遊び、人生全てにおいて最高のパフォーマンスが出せるかもしれない。

イタリア人=カッコいい

お洒落とか格好良さというものは、顔立ちの問題ではなく、そういう意識からくる自信なんだとも思う。
考えた結果、お気に入りのモノ以外は やっぱりいらないと思った。
お気に入りのモノだけに囲まれて生きていくという幸せを味わおう。